高断熱住宅・・・断熱性能は設計と施工の技術力

家全体を魔法瓶のように保温できれば、外気に影響されにくく、家の中を適温に保てます。

住宅の断熱性と気密性を高めることで、
@温度差の少ない快適な住環境をつくることができます。
A光熱費などのランニングコストを低減できます。
B家の劣化を防ぐことでメンテナンスコストも抑えられます。
C室内環境を均一に保ちやすくなり、開放感のある間取りで自由な家づくりがしやすくなります
橿原住宅の建物は
『断熱等性能等級5』
断熱等性能等級6』
断熱等性能等級7』
住宅の外皮性能は、地域区分別に規定されたUA値とηAC値により構成されています。
計算値は、住まいを快適にする手段の一つですが、弊社では、心地よい家をつくるために様々な視点で考えた住宅を提案いたします。
 
■断熱性能基準一覧表(省エネ地域区分6地域)
断熱性能
等級
 UA値 
W/(u・K)
ηAC値   暖房期最低室温
等級7 0.26 2.8 HEAT20/G3  概ね15℃を下回らない
等級6 0.46 HEAT20/G2  概ね13℃を下回らない
  0.50 ZEH+   
  0.56 HEAT20/G1 概ね10℃を下回らない
等級5 0.60 2030年度適合義務化予定
強化低炭素 強化長期優良住宅 ZEH   
 
等級4 0.87 2.8 2025年義務化予定
低炭素 長期優良住宅
概ね8℃を下回らない
等級3 1.54 3.8    
等級2 1.67     

橿原住宅は、断熱性能を2025年義務化予定の省エネルギー対策等級4を上まわる、等級5以上の建物をご提案しています。
ご要望に合わせて選択していただける断熱プランをご用意していますのでご相談ください。
橿原市周辺のエリアでちょうどいい高断熱性能をセレクトして、誰もが冬は暖かく、夏は涼しく快適に暮らすことができ、光熱費を抑えられ、健康にも優しい住まいづくりをおすすめいたします。

「断熱性能」を表す値=「UA値」(外皮平均熱貫流率)

・太陽日射の室内への入りやすさの指標
・値が小さいほど日射が入りにくく、遮蔽性能が高い

「断熱性能」を表す値=「UA値」(外皮平均熱貫流率)

外皮性能とは、建物の外部に面した性能で、断熱、遮熱、通風、採光などを考慮したものです。
熱の通しやすさを表す「UA値」(ユーエーチ)と日射の遮蔽を表す「ηAC」(イータエーシー)があります。数値が小さいほど性能が高く、熱負荷が小さくなります。

断熱性は、UA値(外皮平均熱貫流率)によって全国8地域ごとに定められていて、寒冷地の北海道地域は1地域、UA値0.46W/uK以下、比較的温暖な橿原市周辺は6地域、UA値0.87W/uK以下が、2020年改正省エネルギー基準値(省エネルギー対策等級4相当)です。

HEAT20とは、2009年に発足した「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」のことで、長期的視点に立ち、住宅における更なる省エネルギー化をはかるため、断熱などの建築的対応技術に着目し、住宅の熱的シェルターの高性能化と居住者の健康維持と快適性向上のための先進的技術開発、評価手法、そして断熱化された住宅の普及啓蒙を目的とした団体です。メンバーは研究者、住宅・建材生産者団体の有志によって構成されています。

冷暖房効率の良さ
   
高気密・高断熱の家は、冷暖房の効率がよくなります。
外気の変化に影響されにくく、室内温度を均一に保ちやすいので、エアコンを使用しない時の室温も維持しやすく、「夏涼しく、冬暖かい」家になります。
また、全館空調にも高気密・高断熱住宅は必須の性能となり、24時間エアコンを連続運転し続けたとしても、外部からの熱の移動が少ないため、空調された空気は外部へ伝わりにくく、長期間に渡って空調温度が維持できるためコンプレッサーの運転は少なく、電気代があまり高くならないのです。
  

体感温度の差が少なくなります
   
冬場に暖房をしたとき、断熱性の低い住宅は、床や壁が冷えているので、体感温度はエアコンの設定温度より寒く感じます。
特に気密性が低い住宅は、隙間風によって部屋ごとに温度差が生じたり、室内でも足下に冷たい空気が広がり底冷えがしてきます。
高気密・高断熱住宅であれば、室温が維持しやすいため床や壁も冷え切らず、室内の温度差も少なくなるのです。


ヒートショックや熱中症のリスクも軽減
 
冬場に暖房している部屋と廊下やトイレ、浴室などは、温度差が20℃近くも生じることもあり、部屋間の温度差が大きくなると、ヒートショックのリスクがあります(温度差が5℃以上あるとヒートショックのリスクが高まると言われています)。
高気密・高断熱住宅にすることで、家全体の室温を安定させ、温度差に起因する血流や血圧の急激な変化をやわらげ、ヒートショックのリスクを軽減できます。
また、真夏の外気の熱風の影響を遮り、冷房効率を高め、安定した室温を維持できますので熱中症の予防にもつながります。
 

換気効率の良さ

気密性の低い住宅は、隙間があることで空気の流れにむらができ、空気や湿気がこもりやすい場所が生まれ、カビなどが発生しやすい環境になりがちでした。
高気密・高断熱住宅は効率的な換気ができる空気の流れをつくることでカビの発生も抑えることができます。
湿気も籠りにくくなるので住宅の耐久性も維持しやすくなり、メンテナンスコストも低減できます。

遮音性も高い

高気密・高断熱住宅は、気密性が高まり、断熱材もしっかり隙間なく充填されることで、遮音効果も高まります。
周辺環境の雑音を遮り、近所との音のトラブルも低減できるのも安心です。

自由度の高い空間づくりがしやすくなります

高気密・高断熱住宅は、外壁、天井、窓などからの熱が外に逃げにくいことから、大きな吹き抜け、リビング階段などを設置する大空間であっても快適な室温を保つことができ、開放的な空間づくりがしやすくなります。

断熱材は最適な素材を適材適所で使用する必要があります。
素材は、無機繊維系、発砲プラスチック系、自然素材系などがあります。
−壁の断熱材−
−壁の付加断熱−
屋根と壁の断熱材は、住宅の躯体に直接吹付けて発泡させるアクアフォーム(揮発性有機化合物VOCを含まない高性能な断熱材)を採用しています。
発泡することにより現場の形状にぴったりと密着するため、隙間なく一体化した断熱材構造で、優れた気密性を発揮し自己接着力により長期間安定した断熱性能を発揮し、静かな住環境・吸音性能を実現いたします。
 
「充填断熱+外張り断熱」
柱間に設置された断熱材のほかに、さらに外側に高性能断熱材を設置した断熱工法を採用した住宅。
熱損失が少なく断熱性能をさらに高めることができます。
−屋根の断熱材−
 
屋根断熱は、必要な性能を確保するために、断熱性能の高いアクアフォームを使用し、断熱材の外側に通気層を設けています。 防湿気密シートを貼るときは、たるみやしわにならずにきれいに施工することが必要です。  
−床の断熱−

床の断熱材は、水蒸気を通しやすい素材で床合板の湿気を逃す高性能グラスウールを採用した住宅。 最高クラスの断熱性能〔 熱伝導率0.019W/(m・K) 〕を有している高性能フェノールフォーム断熱材を採用した住宅。